自然数は何個ある?~そのまま数えるしかない?~
そのまま数える方法でももちろん問題を解くことはできます。しかし、解き方を知っていると無駄がなく、ライバルに差をつけることができます!
もくじ
そのまま数えると時間がかかる
問題1 \(\frac{12}{3+x}\)が自然数になるとき、\(x\)の値が自然数になるのは何個あるか答えなさい。
⭕️\(x=1\)のとき
\(\frac{12}{3+1}=4\)
❌\(x=2\)のとき
\(\frac{12}{3+2}=\frac{12}{5}\)
⭕️\(x=3\)のとき
\(\frac{12}{3+3}=2\)
❌\(x=4\)のとき
\(\frac{12}{3+4}=\frac{12}{7}\)
❌\(x=5\)のとき
\(\frac{12}{3+5}=\frac{3}{2}\)
❌\(x=6\)のとき
\(\frac{12}{3+6}=\frac{4}{3}\)
❌\(x=7\)のとき
\(\frac{12}{3+7}=\frac{6}{5}\)
❌\(x=8\)のとき
\(\frac{12}{3+8}=\frac{12}{11}\)
⭕️\(x=9\)のとき
\(\frac{12}{3+9}=1\)
これ以上は必ず分数になってしまう。
よって
答え \(3\)個
約数を考えれば簡単になる
約数とは・・・割り切れる数のこと!
例)\(6\)の約数は「\(1,2,3,6\)」
問題1 \(\frac{12}{3+x}\)が自然数になるとき、\(x\)の値が自然数になるのは何個あるか答えなさい。
\(\frac{12}{3+x}\)だから、\(12÷(3+x)\)となり
\(12\)の約数が\((3+x)\)となればいい
よって、\(12\)の約数は「\(1,2,3,4,6,12\)」
\(x\)の値は自然数
\(x>0\)だから、両辺に\(3\)をたして
\(3+x>3\)
よって、\(3\)より大きいものを選べばいいから
「\(1,2,3,\)\(4,6,12\)」
答え \(3\)個
考え方は同じ
問題2 \(\frac{36}{4+x}\)が自然数になるとき、\(x\)の値が自然数になるのは何個あるか答えなさい。
\(\frac{36}{4+x}\)だから、\(36÷(4+x)\)となり
\(36\)の約数が\((4+x)\)となればいい
よって、\(36\)の約数は「\(1,2,3,4,6,9,12,18,36\)」
\(x\)の値は自然数
\(x>0\)だから、両辺に\(4\)をたして
\(4+x>4\)
よって、\(4\)より大きいものを選べばいいから
「\(1,2,3,4,\)\(6,9,12,18,36\)」
答え \(5\)個
まとめ
数が大きくなったり、複雑になるほど効果を発揮します!約数を使ってうまく問題を解きましょう。
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