一次方程式の利用②(文章問題)
問題 1個500円のチョコレートを何個か買って100円でラッピングしてもらったら全部で3600円でした。チョコレートを何個買いましたか?
もくじ
3つのポイントをおさえる!
- わからない(求めたい)数を文字で置く
- 文章を読みながら方程式を作る
- 答え方に注意する
3つのポイントを頭に入れて問題に取り組んでください!
1.わからない(求めたい)数を文字で置く
まず、「チョコレートを何個買いましたか?」より
チョコレートを\(A\)個買ったとする
わからない(求めたい)数を文字で置く!←ほとんどの場合が「問題文の最後」
2.文章を読みながら方程式を作る
「1個500円のチョコレートを何個か買って」
\(500×A=500A\)
「100円でラッピングしてもらったら」
\(+100\)
「全部で3600円でした。」
\(500A+100=3600\)
方程式を解いて
\(500A+100=3600\\500A=3600-100\\500A=3500\\A=7\)
3.答え方に注意する
答え \(7\)個
単位があれば必ず書く!
慣れれば自然にできるようになります!
3つのポイントを常に意識してください!!
次は「少し難易度をup」します!
もう1問いきましょう!
考え方はすべて同じ!
問題 FとGは、2人合わせ5000円持っていました。2人でカフェに行ってFは400円、Gは730円使いました。するとFの残金はGの残金の2倍になりました。Fは最初いくら持っていましたか?
- わからない(求めたい)数を文字で置く
- 文章を読みながら方程式を作る
- 答え方に注意する
1.わからない(求めたい)数を文字で置く
まず、「Fは最初いくら持っていましたか?」
Fは最初\(A\)円持っていたとする
2.文章を読みながら方程式を作る
今までと少しパターンが違うのに気づきましたか?
問題を前半と後半にわけよう!
問題 FとGは、2人合わせ5000円持っていました。2人でカフェに行ってFは400円、Gは730円使いました。するとFの残金はGの残金の2倍になりました。Fは最初いくら持っていましたか?
文章を読みながら方程式を作っていくのは同じですが、前半と後半の「どちらの文章で方程式ができるか」を判断する必要があります!
ここが「少し難易度をup」になります。
前半と後半のどちらかを判断するには「ずばり方程式ができるか!」です。
方程式ができるかどうかは
(左辺)=(右辺)
になるか!
例えば、「左辺は右辺になりました。」
と文章にあれば式がつくれます!
(左辺)=(右辺)
「なんとかはなんとかになりました」的な部分が見つかればそれです!
ではもう1度問題文を見てください!
問題 FとGは、2人合わせ5000円持っていました。2人でカフェに行ってFは400円、Gは730円使いました。するとFの残金はGの残金の2倍になりました。Fは最初いくら持っていましたか?
後半部分に
「Fの残金はGの残金の2倍になりました」
とあります!
だから
「Fの残金=Gの残金×2」
となる!
Fの残金を求める
\(A\)円持っていて、400円使ったから
\(A-400\)(円)
問題の最初で「Fは最初\(A\)円持っていたとする」と置きましたね!
Gの残金を求める
問題文「FとGは、2人合わせ5000円持っていました。」より
Gが最初に持っていた金額は
\(5000-A\)(円)
730円使ったから、Gの残金は
\(5000-A-730\)(円)
文章を読みながら方程式を作る
「Fの残金はGの残金の2倍になりました」
「Fの残金=Gの残金×2」
\(A-400\)\(=\)\(2(5000-A-730)\)
方程式を解いて
\(A-400=2(5000-A-730)\\A-400=2(4270-A)\\A-400=8540-2A\\A+2A=8540+400\\3A=8940\\A=2980\)
3.答え方に注意する
答え \(2980\)円
いろいろなパターンを知ることで、さらに力がつきます!!!
がんばってください♪
こまさんコメントありがとうございます。
左辺の400は右辺に移行するので
誤「A+2A=8520」
正「A+2A=8520-400」
また、「A+2A=8520-400」で計算すると答えが整数にならないため、問題の
「Gは740円使いました」を「Gは730円使いました」に訂正しました。
ご指摘ありがとうございます!
質問させて下さい!
A-400=8520-2A
のあとに、
A+2A=8520
になったとき、
最初の-400はどこに行ってしまったんでしょうか・・・