連立方程式 その⑤ ~速さ~
今回は速さの問題について見ていきます☆
もくじ
図をイメージして問題を解く!
問題1 Aから16km離れたBへ行くのに、Aから途中のPまでは4km/hで、PからBまでは3km/hの速さで歩き、全部で4時間30分かかりました。AからPまでと、PからBまでの道のりをそれぞれ求めさない。
90%くらいの確率で、問題文の最後を文字で置けばよい!
AからPまで\(~x~km\)、PからBまで\(~y~km\)とする
図をイメージする!
図から連立方程式をつくる!
\(x+y=16…\)①
\(\frac{x}{4}+\frac{y}{3}=4.5…\)②
方程式の単位が(時間)だから
『4時間30分→4.5時間』となる!
よって
\(\begin{cases} x+y=16…① \\ \frac{x}{4}+\frac{y}{3}=4.5…②\end{cases}\)
②を12倍して
\((\frac{x}{4}+\frac{y}{3})×12=4.5×12\)
\(3x+4y=54…\)③
①より
\(x=16-y…\)④
これを③に代入して
\(3(16-y)+4y=54\)
\(48-3y+4y=54\)
\(y=6\)
\(y=6\)を④に代入して
\(x=16-6\)
\(x=10\)
よって
答え AからPまで\(~10~km\)、PからBまで\(~6~km\)
知っておくといい「速さ」
方程式の問題では必ず「時間」か「距離」の式をつくります!
「速さ」はたしたりひいたりできないと知っておいてください☆
なぜか?
例えば2台のクルマが\(60km/h\)で並走しているとします。
🚘 🚘
この2台が\(60km/h\)のまま、お互いに近づいて合体したら何キロになると思いますか?
🚘🚘
- 合体したのでいきなり\(120km/h\)になる
- クラッシュして大惨事になる
「\(60km/h+60km/h=120km/h\)」にならないのは想像できますか?
よって
「速さ」はたしたりひいたりできない
となります☆
まとめ
方程式をつくるときは
「時間」か「距離」で式をつくる!
です☆