十の位、一の位を入れかえてできる数①
難しく考える必要はありません☆
基本を押さえて、問題を解きましょう!
もくじ
十の位と一の位を入れかえるとは?
十の位が2、一の位が6のとき
文字で表すとどうなる?
十の位がa、一の位がbのとき
「十の位がa、一の位がb」は「\(ab\)」と表すことができない!
\(ab=a×b\)
26の場合、十の位が2は20=2×10のこと、一の位が6だから
\(26=20+6\)と考える!
十の位がaは10a=10×a、一の位がbだから
\(10a+b\)となる!
問題を解いてみよう!
問題 2桁の正の整数と、その数の十の位の数と一の位の数を入れかえてできる数との和は、11の倍数になります。そのわけを説明しなさい。
答え
2桁の正の整数を\(10a+b\)とすると
十の位と一の位を入れかえてできる数は
\(10b+a\)となる
\((10a+b)+(10b+a)\)
\(=11a+11b\)
\(=11(a+b)\)
\((a+b)\)は整数だから\(11(a+b)\)は11の倍数である//
解説
2桁の正の整数を\(10a+b\)とすると
十の位と一の位を入れかえてできる数は
\(10b+a\)となる
◯ 入れかえた数は十の位がb、一の位がaとなる!
\((10a+b)+(10b+a)\)
\(=11a+11b\)
\(=11(a+b)\)
◯ 無理やり11の倍数の形にもっていく!
11×□は11の倍数を表す!
□にどんな数が入っても11の倍数になります!
\((a+b)\)は整数だから\(11(a+b)\)は11の倍数である//
◯ \((a+b)\)が整数はお決まりの文句だと思ってください!
まとめ
- 2桁の正の整数で「十の位が\(a\)、一の位が\(b\)」は「\(ab\)」と表すことができない!
\(ab=a×b\) - 「十の位が\(a\)」は\(10a=10×a\)、一の位が\(b\)だから
\(10a+b\)となる! - 11×□は11の倍数を表す!