確率の基本 ~書き出せば必ず解ける~
中学校の「確率」はすべて書き出して解くことができます!
基本的に計算して答えを出す必要はなく、すべてを書き出し、数えて解くことができる問題がほとんどです。
数えてできない場合というのは、書き出す数が莫大になるときです。そのような問題は計算をして解く必要がありますが、計算式を習うのは高校なので中学校の「確率」では必要ないということを覚えておいてください!
ポイント!
- とにかくすべてを書き出せば解くことができる!
- 書き出すときは順番に書き、漏れがないようにする!
問題1 \(1,2,3\)の3枚のカードを使ってできる3桁の数は全部で何通りあるか答えなさい。
すべて書き出そう!
順番に書き出す!
\(123,132\\213,231\\312,321\)
答え 6通り
もくじ
十の位に注意!
問題2 \(0,1,2,3,4\)の5枚のカードを使ってできる2桁の数は全部で何通りあるか答えなさい。
十の位が\(0\)はありえない!
\(10,12,13,14\\20,21,23,24\\30,31,32,34\\40,41,42,43\)
答え \(16\)通り
よくあるパターンの問題です!
この場合は、「\(01\)」や「\(03\)」などはありえないことを知っておく必要があります。
「ただ選ぶだけ」に注目!
問題3 \(A,B,C,D,E,F\)の6人から2人を選ぶと、全部で何通りあるか答えなさい。
「\(AB\)」「\(BA\)」は同じ!
\(AB,AC,AD,AE,AF\\BC,BD,BE,BF\\CD,CE,CF\\DE,DF\\EF\)
答え 6通り
\(2\)人を選び、さらにイスに座らせるとしたら?
\(AB\)の2人を選び、左側の席に\(A\)、右側の席に\(B\)が座るというように、座席を指定する場合は注意が必要です!
\(AB,BA\)
この場合、\(AB\)と\(BA\)の座り方が違うので2通りと考えます☆
まとめ
- 「ただ選ぶ」か「区別する」か問題文から判断する!
- とにかくすべてを書き出せば解くことができる!
- 書き出すときは順番に書き、漏れがないようにする!