「比例式」をマスターしよう!
まずは比について知っておきましょう!
もくじ
もっとも簡単な整数の比で表す
例えば「\(1:5\)」という比があります。
\(2:10\)
\(6:30\)
\(\frac{1}{5}:1\)
これらの比はすべて「\(1:5\)」になります!
\(2:10=1:5\)
(2で割ると)
\(6:30=1:5\)
(6で割ると)
\(\frac{1}{5}:1=1:5\)
(5倍すると)
比は簡単にすることができます。
例えるなら約分する感覚です!
「もっとも簡単な整数の比で表す」と比べるときにわかりやすい!
それでは問題を見ていきましょう!
問題 次の\(A\)の値を求めなさい。
(1)\(2:3=A:9\)
\(2:\)\(3\)\(=\)\(A:\)\(9\)
\(3\)が\(9\)になるためには、3倍すればいい!
「(左辺)=(右辺)」の関係を維持しなければいけない!
また、
「\(2\)\(:3=A:9\)」の\(2\)も3倍すればイコールのバランスは崩れないから
\(2×3=6\)
答え \(6\)
簡単な比の場合は今の求め方で大丈夫です。しかし、数が大きくなったり複雑になると、この解き方では大変です!
そこで次のような解き方がおすすめです!
内側と外側をかけたものは等しくなる!
問題 次の\(A\)の値を求めなさい。
(1)\(2:3=A:9\)
内側と外側とは?
(1)\(2\)\(:\)\(3\)\(=\)\(A\)\(:\)\(9\)
これは見た感じのそのままです。
内側と外側をかけたものは等しくなる!
\(3×A\)\(=\)\(2×9\)
あとは方程式を解いて
\(3A=18\\A=6\)
答え \(6\)
それではもう1問いきましょう!
問題が複雑になっても考え方は同じ
問題 次のAの値を求めなさい
(2)\(2:3=A+1:9\)
さっきの問題より複雑になりました。
この問題こそ「内側と外側をかけたものは等しくなる!」がです!
それでは解いてみましょう!
(2)\(2\)\(:\)\(3\)\(=\)\(A+1\)\(:\)\(9\)
内側と外側をかけたものは等しくなる!から
\(3×(A+1)\)\(=\)\(2×9\)
あとは方程式を解いて
\(3(A+1)=18\\3A+3=18\\3A=18-3\\3A=15\\A=5\)
答え \(5\)
まとめ!
- \(a:b=c:d\) ならば \(ad=bc\)
「内側と外側をかけたものは等しくなる」を使いこなして
サクッと問題を解いてください!
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