直角三角形の合同(条件)について
三角形の合同条件を確認!
- 3組の辺がそれぞれ等しい
- 2組の辺とその間の角がそれぞれ等しい
- 1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しい
直角三角形について
- 直角に対する辺を斜辺という!
もくじ
斜辺と1つの鋭角がそれぞれ等しいとき
パターン①
2つの直角三角形は合同であるといえるか?
\(\triangle{ABC}\)と\(\triangle{DEF}\)について
仮定より \(AB=DE\\\angle{ABC}=\angle{DEF}\)
三角形の内角の和が \(180°\)より
\(\angle{BAC}=\angle{EDF}\)
よって、1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しいから
\(\triangle{ABC}\equiv\triangle{DEF}\)
以上のことから、直角三角形において
「斜辺と1つの鋭角がそれぞれ等しいとき」
合同といえる!
斜辺と他の1辺がそれぞれ等しいとき
パターン②
2つの直角三角形は合同であるといえるか?
\(\triangle{DEF}\)を裏返して、辺\(AC\)と辺\(DF\)を重ねる!
\(\triangle{ABC}\)と\(\triangle{AEC}\)について
\(AB=AE\)より
\(\triangle{ABE}\)は二等辺三角形だから
\(AB=AE…\)①
\(\angle{ABC}=\angle{DEF}\)
\(\triangle{ABC}\)と\(\triangle{AEC}\)それぞれで
三角形の内角の和が \(180°\)より
\(\angle{BAC}=\triangle{EAC}…\)②
また、共有しているから \(AC=AC…\)③
①、②、③より
2組の辺とその間の角がそれぞれ等しいから
\(\triangle{ABC}\equiv\triangle{AEC}\)
以上のことから、直角三角形において
「斜辺と他の1辺がそれぞれ等しいとき」
合同といえる!
まとめ
直角三角形の合同条件はこれだ!
- 斜辺と1つの鋭角がそれぞれ等しいとき
- 斜辺と他の1辺がそれぞれ等しいとき