二次方程式 ~解が2つあるはずなのに⁉︎~
二次方程式の特徴
- 解が2つある!
もくじ
二次方程式なのに解が1つしかない⁉︎
今までの問題では
\(x^2-10x+24=0\\(x-12)(x+2)=0\)
\(x=12,-2\)
答え \(x=12,-2\)
のように二次方程式だから解が2つでした☆
例題 \(x^2-4x+4=0\)の方程式を解きなさい。
\(x^2-4x+4=0\\(x-2)^2=0\)
\(x=2\)のとき式が成り立つ!
答え \(x=2\)
「二次方程式は解が2つある」なのに1つしかない⁉︎
解が重なる「重解」の存在
\(x^2-4x+4=0\\(x-2)^2=0\)
この式を満たす解はどう考えても
\(x=2\)
の1つしかない!
もう少し詳しく見てみます!
\(x^2-4x+4=0\\(x-2)^2=0\\(x-2)(x-2)=0\)
「\(AB=0\)」ならば「\(A=0\)または\(B=0\)」である!
よって
\(x=2,2\)
同じ解を2つ書く意味がない!
- 重解・・・2つの同じ解が重なって、1つの解となっている!
問題 \(4x^2+12x+9=0\)の方程式を解きなさい。
\(4x^2+12x+9=0\\(2x+3)^2=0\)
\(x=-\frac{3}{2}\)
重解で解が1つ!
まとめ
二次方程式の特徴は
- 解が2つある!
しかし
\((~~~~~~)^2=0\)
では同じ解が1つになる!
同じ解を2つ答える意味がない!
重解・・・2つの同じ解が重なって、1つの解となっている!
よって
- 基本的に二次方程式は解が2つあるが、見た目の解が1つのときがある(重解)!
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